番外編その五十七 「マラソン協議」

秘書さん

「異世界の東京オリンピックがいろいろと物議を交わしていますね。花形であるマラソンは東京から札幌へ変更になったそうです」


小池さん

「あらそう? でも、あたしはもうこっちの人間だから知ったこっちゃないわよ」


秘書さん

「『マラソンの暑さ対策になんの準備もしていなかったのか!?』と、“あちらの小池都知事”が糾弾されていますが、その……なにもしていない期間が、ちょうど総理があちらの世界へ行ってきた時期と被るのは気のせいでしょうか?」


小池さん

「あ~~ら、なんのことかしら? オホホホホホ!」


小池さん

「てかさぁ、私があちらの東京に行ったときに気がついたけど、東京にも涼しくてマラソンに最適な場所があるのにさぁ、なんで誰も口に出さないのかしらねぇ?」


秘書さん

「え!? そんな場所が東京に!? なら今すぐあちらの小池都知事に報告を! ……って、実はとんでもない場所じゃないでしょうね? 都市伝説にある『東京地下秘密路線』とか?」


小池さん

「なに言っているのよ! 東京アクアラインよ!! 警備やテロ対策に金も神経も使う交通規制もあそこだけにすればいいし、見物客も普段は入れないアクアラインに入れるから殺到するわ。観光アピールだって、人工島である海ほたるをアピールすれば世界中から観光客が殺到するわよ!」


秘書さん

「東京の地理もろくに知らない名古屋民の妄想であることを、読者の皆様にお詫び申し上げます」

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