番外編その五十六 「ドウデモイイコト!?」
1
秘書さん
「国際都市ポンコツや南の首都ゾウリにおいて、市民のデモがかなり活発化していますね。ポンコツでは○国系の会社や銀行が打ち壊されたり、ゾウリにおいては
小池さん
「どうでもいいんじゃない? ○国やポンコツはどうか知らないけど、民主国家においては市民がデモを行う『権利』は認められているけど、それによって政府や関係機関が何かをしなければならない『義務』はないからね」
2
秘書さん
「一コマ目で終わらせないでください! 今ではSNSによって世界中に発信されているんですよ。我が目本も何かしらアクションをしなければ」
小池さん
「あの二カ国については報道やSNSより野党の議員共の方が精通しているわよ。そいつらがなにも言ってこなければ『アタシの内閣』や目本政府は動く必要なし。その証拠にあれだけ南との関係改善を叫んでいた野党議員やマスコミ共も、
3
小池さん
「いくら野党議員があの二国の下僕としても、目本国国会議員という勝ち組待遇を捨ててまで奴らに義理立てする度胸はないわよ。今頃は新しいご主人様候補を必死で選定中よ。ホ~ホッホッホ!」
秘書さん
「なるほど、我が目本国内で与党や政府のデモが起こっても、野党議員がそのデモに言及しなければ所詮、市民の愚痴のはけ口以上にはならないと。野党議員も献金や支持すら表明していない団体やNPOに議員生活をかける義理はありませんからね」
4
小池さん
「最近はその手の団体はマスコミすら相手にしなくなったからね。『我が団体の活動が○○新聞で取り上げられました』ってこれ見よがしに宣伝したのが鼻についたのよ。マスコミにしても、なんでスポンサーでもない団体の宣伝をしなければならないのか? って」
秘書さん
「MHKですらボランティアや地域活動する団体やNPOばかり取り上げていますからね。その前に、デモをするような団体がちゃんとMHKの受信料を払っているのかが問題ですが」
5
小池さん
「てかさぁ~、反体制側がデモを行う『権利』があるのなら、体制側でもデモを行う『権利』があるわけでしょう? どうせなら与党議員や支持者を集めて『偉大なる小池総理の
秘書さん
「体制側のデモも過去に行われました。支持者という名の軍隊が、デモという軍事行動を起こして、市民をゴキブリのように踏みにじった、あの『変安門事件』がまさにそれですよ」
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