番外編その五十四 「消費税増税」
1
小池さん
「時事ネタを
秘書さん
「二年近くたってやっと気づくところが総理らしいですね。『主人公は作者の分身である』を証明するこれ以上ないサンプルですよ」
2
小池さん
「ホント今回の増税もよくわからないわね。酒の増税はわかるけどミリンも増税とか、シールがおまけについている『へなちょこマンチョコ』は、チョコに比べてシールの価格は1/3以下だから据え置きだけど、『ペロ野球チップス』の選手カードの価格はポテチに比べて1/3以上だから増税になるってなによそれ!!」
秘書さん
「わからないと言いながらご自分のおやつについてはよく勉強していらっしゃるのですね」
3
小池さん
「わからないと言えば新聞よ新聞! 漫画雑誌やカストリ雑誌は増税で、何で新聞は据え置きなのよ!」
秘書さん
「文句は今は亡き前政権に言ってください。そのおかげで今回の増税についてマスコミはなにも言わず、スムーズに施行させられたじゃないですか? 彼らが何か言ってきたら『10%にするぞ』と脅せばおとなしくなりますよ」
4
小池さん
「その点についてはむしろありがたいけど、新聞って毎日何百万部も発行されるんでしょ? 難癖つけて今すぐ10%に出来ないかしらね?」
秘書さん
「印税を交渉するヘボ作家の雰囲気を
5
小池さん
「そういえば新聞を勧誘するときって、野球のチケットや洗剤をおまけにつけるわね? チケットはプラチナペーパーって呼ばれるぐらい資産価値があるし、洗剤も新聞と比べると結構な値段するわよね? これって立派に10%になる案件にならないかしら?」
秘書さん
「目本国中しっちゃかめっちゃかなのによほど暇だったんですね。そんなことを一生懸命考えていたのは総理だけですよ」
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