番外編その三十八 「帰ってきた ざる・ころ問題」

 秘書さん

「G・Wの大連休が終わった野党共は、相変わらず『ざる・ころ問題』を蒸し返していますね」


 小池さん

「別にいいんじゃない。おかげで法案がすんなり通っているしさ」


 秘書さん

「しかし、いちいち野党共に答弁する総理のお体が……。まるで奴らの手口は|前の年号ねんごう時代の株主総会で不眠不休の質問を繰り返す、総○屋の手口といっしょですよ。何とか総理の口から失言を吐き出させようとしていますし」


 小池さん

「別にそんなの苦にならないわよ。逆に言えば、“それ以外”の言葉が野党奴らの口から出るわけないから、対処も楽なもんね」


 秘書さん

「……と、おっしゃいますと?」


 小池さん

「今、目本の周りは『難北朝なんぼくちょう問題』のまっただ中よ。そんな中、我が目本がマメリカと結託して口出すことは、難北の宗主国である◯国、そして国家主席であり独裁者の《尿珍瓶Xí Jìnpíng》にとっては、自身のギロチン、ついでに国家転覆するほど都合が悪い訳よ。だから目本の野党を操って、”あたしの”醤油拉麺党が難北に目が向かないように『ざる・ころ問題』を騒ぎ立てている訳よ」


 小池さん

「でもま、おかげで今度のG7の下準備もはかどるって訳よ。たまにはマメリカ牛のステーキもいいわね。アソーに命令してサミットでマメリカにねだってみようかしら?」


 秘書さん

(我が目本の総理は食い気でマメリカに操られていますけどね……)


 

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