番外編その三十六 「メーデー」

 秘書さん

「メーデーが、できる会社に、入りたい」

「メーデーを、する為一年、サボってた」

「労組が、メーデーする為、俺残業」


 小池さん

「就活生、メーデーできるのが、ホワイトよ」

「仕事より、まず覚えなさい、労組法」

「組合費、食べるディナーの、おいしさよ」


 秘書さん

「大企業、労組委員が、出世頭」

「出世して、労組恋しい、課長かな」

「前日に、ビクビク震える、部長かな」


 小池さん

「社長より、実はなれない、委員長」

「社長の毛、むしって食べる、委員長」

「見てみたい、ハゲの労組、委員長」


 秘書さん

「委員長、新入社員の、目標です」

「就活は、OB訪問、プレハブへ」

「5月1日?、メーデーできます、自己アピール」


 小池さん

「社のウリが、メーデーできます、説明会」

「人事部に、労組紹介状、そっと出し」

「労組の、志願多くて、別に試験」


 秘書さん

「この初夏の陽気の中、よくやりますね」


 小池さん

「ホントよね。しかもメーデーしているのが外国人労働者ばかりっていうのが、今の目本の労働環境を如実に表しているわよね」


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