番外編その二十五 「一党独裁」

 秘書さん

「とうとう○国が憲法において国家主席の任期規定を撤廃しましたね」


 小池さん

「我が目本にいる野党議員や雇われシンパ共を操って『憲法は絶対不可侵! 改正するな!』と言わせておきながら、ちゃっかり自分のところは改正しちゃって。それでも野党議員やシンパ達ははしごを外されたとは思わず、決して自我を持つことは許さず、操り人形のように糸が切れるまで踊るけどね」


 秘書さん

「何度も言うようですが、我が『醤油拉麺党』の内部規定を改正したり、憲法45条を改正や撤廃したりして、女独裁者にならないでくださいね!」


 小池さん

「あんた何年あたしの秘書をやっているのよ! 何が悲しくて内閣総理大臣こんなど~でもいい仕事を死ぬまでやらないといけないのよ!」


 秘書さん

「そもそもなぜ《尿珍瓶Xí Jìnpíng》国家主席はあんな暴挙に」


 小池さん

「さぁ? かつて半島の王は明に使者を送って王と認められていたけど、尿珍瓶Xí Jìnpíng反目本はんめもとうたいながら陛○と会談したことで、今の国家主席として認められた負い目があったからね」


 小池さん

「そして、その陛○が退任するって目本国内で話題になっているから尿珍瓶Xí Jìnpíngは焦ったのよ。陛○が退任すれば後ろ盾がなくなり、いつ政敵によって国家主席の座を追われるか、粛正の対象になってギロチンか縛り首か銃殺か戦車に踏みつぶされるか、ビクビクしていたんじゃない?」


 秘書さん

「目本国総理大臣も陛○が任命なさっていることもお忘れなく」


 小池さん

「むしろ下手打ったのは尿珍瓶Xí Jìnpíngよ。独裁者ってのは戦争中以外は代替わりしてゆくのよ。明日にもクーデターが起こって国家主席の椅子を奪われるどころか、議員すべてが粛正されてもおかしくないのよ。しかもクーデター起こして国家主席になった人間を追い落とす手立ては憲法にはないから、再び血で血を洗うクーデターが繰り返されるわ」


 秘書さん

「なるほど、トランプ大統領を始め他国が何も言わないのも、そんな殺戮ショーを対岸の火事として楽しむためですか。あまつさえ武器、弾薬を売ると……」


 秘書さん

「しかし大丈夫ですか? いくら小説投稿サイトに寄生する場末のおっさんが書いたとはいえ、かなりきわどい文と思いますが?」


 小池さん

「大丈夫じゃない? アナリティクスを調べてもここ四週間、目本以外の国からアクセスはないし、サイバー攻撃を受けるのは、真っ先にカ○ヨ○だからね」

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