第7話 やきもち

次に私がしたことは、やきもちを妬いたこと…。


私にも男女問わず、それなりにフォロワーがいたし、りゅうにももちろん、りゅうのフォロワーがいた。ただ、コメントする人は女性が多く、その内容もりゅうの返事もすべて見ることができた。なんでもないやりとりも気になって、一人でモヤモヤしてみたり…。初めは私も、奥さんでも彼女でもない私が、りゅうにやきもちを妬くなんておかしいことと思っていた。メールでもそのことについて、話したこともあった。りゅうも気にしてくれて、「いい気しないだろ」と最初の頃は言ってくれた。ほどほどにやきもちを妬かれるのは、悪い気はしなかったようだが、あまりしつこいのはやめてほしいと言っていた。確かにそうだ、SNSは誰でも自由にやりたいものだし…。

好きな人のことをもっと知りたい、私だけを見て欲しいという感情は、恋をしていたら当然思うことで…。そこには、りゅうに恋した私がいた。

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