第二十三話 重労働

「なんかさあ、草むしりがすっごい重労働になったと思わん?」

「思う思う。前は年に一回か二回で終わったのにさー、今は毎週でしょ? しかも授業潰して!」


「草もどんどんでかくなってて、むしるの大変だし!」

「むしってもむしってもすぐ生えまくるし!」


「でもさあ。そのうち毎週が、毎日になりそうな気配だよねえ」

「うう、そうなんよね。これ以上の重労働はやだよう」


「てか、誰だよ! 学校まるごと、異世界ジャングルに転移させたやつ!」

「そいつ、パックンフラワーに食われたし」



【おしまい】

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る