「小さい草ならむしればいいけど、伸びちゃってるのは鎌で刈った方が効率いいよなー」

「前は使ってたみたいだぜ」

「へー、どうしてやめたんだろ？」

「目的外使用したやつがいたんだってさ」

「どんなにやんちゃなやつでも、鎌ぁぶん回したらヤバいのは分かるだろ」

「ちゃう。先公だよ。校則違反のロングヘアー、鎌でぶった切ったらしい」

「ぐわ……」

「さすがにそれはまずいって、鎌禁止。今はそいつ、違反者の髪をむしるんだって」

【おしまい】

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい