5の次は6だった気がするから6話

君が足早に帰ってしまうから。

置いていくこともできなくて

仕方がなく持って帰ったつもりだった。


ピンクが似合いそうな君には似合わない、黒に近い紺色。

だけどシンプルで上品さがあるハードカバー。

君がどんな本を読むのかなぜか少し気になって

なんとなく開いてみた。

多分、それが始まりだったと思うんだよね。

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