3話名誉ある仕事

入社して約2週間ほど私は先輩社員の補佐をしていました。そんなある日の出来事です。


「今日から中部さんにはA証券の仕事を任せることにします」


A証券は会社の最大の取引先であるそうでした。


「そんな大役を私みたいな新参者がやってもよろしいのでしょうか?あそこは確かこの会社の最大の取引先だと伺っております」


ミーティングの際、いつもA証券、有限会社Bのことが話に出てくるので私はA証券と有限会社Bは大切な取引先と認識しておりました。


「中部さんは確かPCのスキルも申し分ないと聞きました。A証券の仕事も取り組めると思い任せるのです。まずはA証券の仕事担当の深谷さんに仕事のやり方を聞いてください」


上司に言われ、先輩社員である深谷さんにA証券の仕事のやり方を教えてもらいました。私は1週間もしない間にA証券の仕事を覚えました。


「こんなに早く仕事覚えるなんてすごいね!」


先輩社員である深谷さんに褒められました。


「分からないところがあったら聞いてくださいね」


「分かりました」


入社して2週間弱で大事な取引先の仕事を任され、A証券の仕事は名誉のある仕事だと取り組むようにしました。

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