2話同期ができる

再就職して約1週間経ったある日の朝礼の出来事でした。


「来週から本社に1人、支社に1人新たに仲間が増えます」


朝礼時に社長代理(4月から社長に就任する)が言いました。本社に来る新入社員は私と同じ部署に配属し、支社に入社する新入社員は総務部に配属します。私は嬉しいのと不安がありました。何故なら前の会社みたいにいじめられるのではないかという不安があったからです。私は思いきって上司に聞いてみました。


「この部署に配属する方には私の障害のことは話してありますか?」


上司は


「それはもちろん言ってるよ」


それを隣で聞いていた先輩社員からは


「そんなに不安にならなくていいよ。大丈夫大丈夫」と励まされました。


1週間後、私の部署に新人が入りました。


「今日からこの部署で働く○○と言います。よろしくお願いいたします」


上司は


「こないだ話したと思うけど、この人が中部さんね」


新人(以後男性同期)は私の方を向いて挨拶をしました。


「こちらこそよろしくお願いいたします」


私もまた挨拶をしました。


数日後、支社から新しく来た方が挨拶に来ました。偶然私は彼女の近くにいたため支社に入社した社員に話しかけられました。


「あなたも確か入社したばっかなんだよね?これからもよろしくね!」


「こちらこそよろしくお願いします」


私は支社の新入社員(以後女性同期)と握手を交わしました。

私は同期2人と共に新しいスタートラインに立つことになりました。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る