とある冒険者の乱獲
超上級ダンジョン『妖夢の城塞』。そこには凶悪なモンスターが多数出現し、熟練の冒険者だろうと、些細なミスで全滅してしまうような場所だった。
しかし、そこで獲得できる宝や経験は、莫大なもので、一攫千金を狙ってやってくる冒険者も少なくない。大抵は、そのあまりにも凶悪な敵のレベルに、尻尾を巻いて退散することが多いのだが、ここ最近、荒稼ぎをしているというパーティーがいると情報が広まっていた。
「やっぱ、この世界の食材ってのは何を口にしてもうまいな。自然が綺麗なまま、生き物が成長してるからか?」
「わっかんない。少なくともコンビニ弁当が防腐剤の塊でできてるってのは実感できる程度に、おいしいね」
「お前、コンビニになんか恨みでもあんの?」
「あっ、すいませーん! こっちにビール!」
妖精の外見からはまるで想像できない量の料理を平らげながら、サクラは更にビールを追加した。飲酒する妖精ほど夢を破壊するものはないように思う。
「お前、自分が妖精だって自覚ある?」
「ある。めっちゃ可愛いもん」
サクラの意味不明な自信に満ちた笑顔に、オレは串刺しの焼き魚に齧り付きながらジト目で応対してやった。
まぁ、こいつの外見だけは、可愛いとは思うが、中身がまるでそぐわない。単なる破壊の申し子だとオレは評価している。
「んで、酒が回る前に確認しておきたいが、……あそこで豪勢にシャンパンタワー立ててる冒険者どもが今回のターゲットなんだな?」
「イエスイエス。つい先日までは大したランクに位置していなかったのに、この数週間でいきなり上位ランカーにのし上がって来たんだ」
酒場の一画でオレとサクラは、酒と肴を楽しみながら、奥の席で若い女を侍らせて、酒をジャンジャンバリバリ注文している、男五人のパーティーを盗み見ていた。
「どらどら」
オレは『デバックツール』を使用し、相手の状態を確認する。
五人の冒険者はそれぞれ、戦士、騎士、僧侶に魔法使い、盗賊って内訳だった。よくあるオーソドックスなパーティーで、構成としては異様な点はない。
この五人組が、急に頭角を現して来た『不自然さ』を怪しんだ『カミサマ』が、そのカラクリを調査しろと依頼してきたってのが今回の話だ。
レベルはかなり高い。これも恐らく上級ダンジョンで荒稼ぎした結果だろう。ほんの一か月前まではそこらに転がる一般レベルだったと情報はつかんでいる。
羽振りも随分と良さそうだ。サクラが飲んでいるビールの一千倍の値段がする酒を浴びるように味わっていることから、やはり、何かで『大当たり』をしたのは間違いない。
サクラの調査結果では、『妖夢の城塞』で連中は稼いでいると割れたものの、その稼ぎ方までは調査が回っていなかった。
「大層なアイテム持ってるな」
「ね、それ全部妖夢の城塞のアイテムでしょ」
「――なるほど、確かに」
彼らが装備しているものも、入手場所がすべてそのダンジョンだ。
あのダンジョンならではの稼ぎ方があるってことだろうか。
そもそもあのダンジョンは、あまりにも敵が強く、倒して進むような造りをしていない。あれは、スニーキングミッションのように、いかにして敵と戦わずに切り抜けていくか、というダンジョンギミックになっている。
それを、あいつらはモンスターを乱獲して稼いでいるというのだから、奇妙に思われたって仕方ない。
「オレたちも、一度、下見に行ってくるかね」
「いきまっちょい!」
「呂律が回ってないぞ、サクラ」
赤らんだ顔で、へらへらと笑い、ビール瓶を振り回すサクラに、オレはやっぱりジト目で応対するのだった。
――妖夢の城塞。
遥か北の氷の大地の奥深く、厳かな雰囲気を醸し出すその遺跡のような城塞跡が、問題の場所だ。
オレは武器として選んだ両手剣を構えながら、そのダンジョンへと踏み入る。
中は多種多様なワナがあり、バンバイアロードだとか、サキュバスクイーンだとか、インキュバス、ナイトメアと言った『妖夢』の名に相応しい顔ぶれのモンスターがはびこっている。どのモンスターも一匹だけでパーティーを壊滅に追い込むようなヤツらばかりだ。
「バンパイアロードってイケメンだよね」
「サキュバスクイーンは、規制されそうな外見だな」
「クラウド、エロい。私のこともそんな風にみてるの?」
「みねーよ、ちんちくりん先輩」
「なんだと、ムッツリ後輩!」
オレたちの騒ぎ声が城塞に響き渡る。こんな風に騒いでいたら、あっという間に襲われるだろうが、オレたちの場合はそんな常識には当てはまらない。モンスターから感知されないように設定をいじることだって可能だからだ。
ともかく異常がないかを調査しなくちゃならないので、オレはいかにして、これらの凶悪モンスターを、何の変哲もないパーティーが楽に倒せるのかの解明をしなくてはならない。
この城の攻略ポイントは、いかに相手を躱して進むか。
戦闘になること自体がアウトなので、至る所にモンスターから身を逸らす仕掛けがある。
例えば、倍速のワナ。これはワナと名前が付いているが、自分たちで踏み込むことで、一定時間足の速さが倍増する。
次に聴覚封じのワナ。これはそのまま、踏むと聴覚を封じられる。これはモンスターに踏ませることで耳を塞ぎ、こちらの動きの感知を遅らせる。
似たようなものに嗅覚封じもある。これは臭いで追跡してくるタイプのモンスターに対して有効だ。
そうなると、もちろん視覚封じもあるわけで、これで相手の視力を奪うこともできるわけだ。これらを駆使してこのダンジョンの攻略を行っていく。どのモンスターが、何を頼りに冒険者を追跡してくるのかを把握している知識も求められるというわけだ。
ちなみに、今オレたちが騒いでもモンスターに感知されないのには、この辺りの調整を弄っているためだ。オレたちは、モンスターの五感に感知されないような状態になっていると思えばいい。
「例えば、この気が付かれない状態で、モンスターに攻撃をしたら、一方的に攻撃できないか?」
「やりまっしょい!」
まだ酒が抜けていないのか、サクラのやつ。目の前にいたインキュバスに攻撃を開始しようと、戦闘態勢を取った。相手はこちらにまるで気が付いていない。
「ちょりゃーっ!」
サクラがその小さな妖精の身体で体当たり攻撃をしかけた。インキュバスは二足歩行の『獏』のような姿をしているのだが、そのどてっぱらに、サクラの全身全霊の一撃がヒットした。
大ダメージを与えるも、インキュバスはまだまだ健在だ。流石に上級ダンジョンモンスターだと納得の強さだった。
サクラはそのまま第二撃を入れようと突撃をしていくが、インキュバスはサクラをしっかりと捕らえ、反撃に移った。
「うきゃああっ」
サクラを掴み、ぶんぶんと振り回し始めたインキュバス。サクラは堪らず悲鳴を上げた。
「おー。なるほど、攻撃してしまえば、こっちの居所はすぐに気が付くということか」
「納得してないで、た・す・け・ろーっ」
「もうちょい観察させろ。ああ、言っとくがな、インキュバスは女性キャラに対して特攻効果があるから、気を付けろ」
インキュバスは女性の夢に出てくる悪魔のことだ。サクラもあれで一応女性キャラになるので、インキュバスの攻撃は通常ダメージよりもでかくなるだろう。
他にも、女性キャラ相手だと、マヒの追加効果が入ったりだとか、特殊性がある。男には大したワザを持っていないので強いとは言っても、必要以上に警戒はしなくていい相手かもしれない。
「そう言えば、あいつら、男だけのパーティーだったな。だとしたら、インキュバスは戦いやすい相手だ。逆に、サキュバスクイーンはやり辛い……」
サキュバスクイーンは、男キャラに対して特攻効果がある。与えるダメージは倍増し、相手を睡眠状態にして無抵抗なところを襲ったりなどだ。
オレは目の前でインキュバスにボコられているサクラを見ながら思案していた。こうして、手を出していないなら、攻撃してこないという特性を利用すれば、場合によっては相手を楽にハメ倒せるのではないだろうか。
「あー! もう、無敵化、無敵化!」
サクラが鬱陶しいという様子で、デバックツールを使用し、自分を完全無敵化に設定した。これで相手からの攻撃は全く通用しなくなる。
インキュバスの攻撃はことごとくミスとなり、サクラはインキュバスの拘束から逃れてオレの傍に飛んできた。
「奴らは五人もいたな。一人を囮にして、他の四人は安全な状態で作戦を練れば、楽に相手を狩れるんじゃないか?」
「だから、私を撒き餌にしたっての?」
「お前がいきなり突っ込んだろが」
「死ぬかもしれなかったじゃん。私がデバック能力があったから平気だったけど、並みの冒険者なら死んでた!」
サクラが怒りをプンスコ言わせて、オレに詰め寄って来たのだが、オレはサクラのその発言に、それもそうかと妙に納得した。
やつらは、今でこそ強くなっているが、最初は大したことのない連中だった。一人を囮にして勝利を収めようとしたところで、その囮になった人物は確実に死亡するだろう。だれが好き好んでそんな役回りをするというのだ。
あのパーティーを思い出すと、騎士がいた。騎士は確かにメンバーの盾となり、一番に相手の攻撃を受け止める役割になるが、あの騎士はピンピンしていた。
どうも、囮を使って敵の油断を突くという考え自体が間違っているように思えた。
「他にワナはないか?」
「あるよ。状態異常系のワナ。マヒになったり、毒になったり。でもここのモンスターの耐性を見てよ」
サクラはそう言うと、ここに生息するモンスター資料を見せてきた。そこには細かいデータが記載されていて、相手のHPやMP、攻撃力から素早さなどなど、ゲームの攻略サイトのように書き込まれている。
状態異常耐性を確認してみれば、ここに生息するモンスターはあらゆる状態異常に対し、耐性を持っていると書いてある。毒もマヒも、眠りも混乱も、果ては即死も勿論効かないのだ。つまり、この城塞に仕掛けられている状態異常のワナは全て冒険者にしか効果が出ないようになっている。
「ワナはモンスターには通用しないってことか」
「有効なのは、五感を封じる系のワナだけね」
「……ふむ」
相手は強力だ。サクラは妖精とは言え、デバック機能で能力がそんじょそこらの冒険者なら指先だけで倒せるようなパラメータに設定されている。そんなサクラの体当たりを受けても倒れないインキュバス。到底、楽に倒せる相手じゃないはずだ。
だが、あのパーティーは乱獲をして、荒稼ぎをしている。
何か、カラクリがあるに違いない――。
「サクラ、相手をブチのめすのはお前の十八番だろ? 何か思いつかないのか」
「えー? 最大ダメージを出すとかならまだしも、ひよっこたちが、ボス級を楽に倒す手なんて思いつかないよ」
「何か、見落としていたことや……『ルール』を破壊するような例外がないか?」
「ルールを、破壊ねぇ……?」
この世界はほとんどゲームだ。モンスターには耐久力があり、それがゼロになれば討伐となる。それが絶対のルールだ。
どうしたってモンスターを倒すには、攻撃し、撃破が基本。そのルールを壊すには……。例外があるとしたら――。
「あっ、例外あるよ」
サクラが一際声を高くして、思いついたらしい。表情を明るくさせていた。
小さな妖精のサクラがキラキラ光る、粉を振りまきオレの周囲を飛び回る。まるでオレはピーターパンにでもなった気分だ。
「例外?」
「うん。『即死』の魔法だよ」
HPを削らなくても、相手を倒す手段。莫大な攻撃力を必要としない一撃決まれば勝利となる『即死魔法』――。確かにその存在はある。
非常に低確率だが、それが決まれば、相手を即死させることができる魔法だ。
だが、結構ギャンブル要素が強いので、あまり使用する冒険者はいない。それに、さっきのモンスター情報にもあったとおり、ここのモンスターは『即死』も無効にするのだ。サクラの案は、実現不可能だ。
「即死は効かないモンスターばかりなんだろ、ここ」
「ウーン。そうだね」
「例えば、モンスターから感知されていない状態で『即死魔法』を撃ち込むと、相手は気がついて襲ってくると思うか?」
「やってみよう。今度はクラウドがやって」
恨みがましくサクラがオレの背中をキックしてきた。オレは仕方なく、適当に標的を見付けて、『即死魔法』を撃ち込んでみた。
だが、それは結局のところ無駄になった。即死は当然効かなかったし、相手はこちらを発見し、真っ先に襲い掛かって来た。
即死魔法を外しても、相手は感知して襲ってくるとなると、安全圏から即死が効くまで魔法を撃ち込むなんて無駄な話だし、そもそも、やっぱり『即死耐性』が機能している以上、こんな手段は無意味なのだ。
「くそっ、どうやって殺してんだ、あいつら」
「相手の耐性を下げる魔法とかなかった?」
「……! ……いや駄目だ。その『耐性低下』に対する『耐性』も持ち合わせている」
オレは一瞬それか、と思ったが、このダンジョンのモンスターの耐性は完璧だ。『耐性低下魔法』の耐性すら持ち合わせていて、完全防備、と言わざるを得ない。
サクラとオレは暫し、二人で考え込んだ。
「即死させるってのは、オレはいい線いってると思う」
「そ、そう? そうだよねっ」
なんだかサクラは嬉しそうに言った。自分の出した案だったからだろうか。その笑顔は、まぁ可愛い。
「じゃあ、即死させるにはどうしたらいいんだろう」
「なんらかの手段で、相手の耐性を無視する方法があれば、いけるな」
「……たしか、相手の魔法を反射すると、耐性は無視する、とかなかったっけ」
「正確には違う。一度反射した魔法は、二度跳ね返せないという特性がある。だから、『常に魔法反射状態』のモンスターに魔法を当てたい場合は、一度仲間に魔法を撃って反射すると、敵にダメージを通せる、だな」
「それって即死にも利用できない?」
サクラの発想は面白かった。
やってみよう、というデバッカーの精神をくすぐるには十分な意見だ。
つまり、サクラに反射魔法をかけ、その後、サクラが自分に即死魔法を放つ。すると、その魔法は反射され、モンスターへと飛んでいく……。その時、即死耐性はどう処理されるのかがキモだ。
「よし、オレがサクラに反射魔法をかける。お前はその後、自分に即死魔法を放て」
「うん。じゃあ、またモンスター釣ってくる」
そういうと、サクラはバンパイアロードに体当たりを仕掛けて、こっちにモンスターを引っ張ってきた。オレは戻ってくるサクラに向けて『反射魔法』を掛ける。
「よし、いいぞサクラ!」
「おっしゃ、死ねコラ!」
サクラはなんともまぁ汚い暴言吐いて、自分に即死魔法を放った。その魔法はオレが張った反射魔法に弾かれ、狙い通りに、バンパイアロードへと飛んでいく!
「行けるか!」
――が、跳ね返って飛んで行った即死魔法は、やはり通用しなかった。きっちりとモンスターの即死耐性無効が適応されてしまい、オレたちはバンパイアロードをザクザクと地道に物理で殴り倒した。
「……ダメだったね」
「考え方は良いと思う。……他に手はないか? 相手の耐性を素通りするような……」
「そんな幽霊みたいな話……」
サクラは気だるそうな声を出して、なかなかうまく進まないバグ探しに、少しやる気を削がれた様子だった。
オレは何か引っかかる物を感じて、黙り込んだ。
幽霊――。
この異世界には多種多様なモンスターが生息している。その中には幽霊族という種類もいる。こいつらは透けている身体を持っているので、剣や拳などといった物理攻撃を完全無効にする『耐性』を持っている。
では、どうやって倒すのかというと、物理が全く効かない代わりに、魔法が有効なのだ。物理が効かないことへのハンデなのか、魔法は必中で当たる――。
――魔法は――『必中』で当たる――。
「あっっっっ!」
オレは思わずデカイ声が出てしまった。
見付けたのだ、抜け道を。
「サクラ、即死させる方法が分かったぞ」
オレの大きな声に驚いてしまったのか、サクラはひっくり返っていた顔をこっちに向けて、瞬きを数回こちらに送るばかりだった。
――そこからは、とんとん拍子だった。
相手を『ゴースト化』させる魔法を僧侶が扱えることを思い出したオレは、その魔法をモンスターに撃ち込んでみたのだ。
本来この『ゴースト化』の魔法は、壁の擦り抜けなどに使うスキルで、戦闘ではあまり利用しない。なにせ効果時間がほんの三秒と短すぎるので、いわゆる産廃スキルとして、冒険者間でも注目されていない魔法だったのだ。
とある見張りの厳しい場所に潜入する時だけに使用するような限定的な魔法――のはずだった。
今回のカラクリは、こうだ。
ゴースト化の魔法を敵に撃ち、ゴースト化させる。これは状態異常魔法に分類されておらず、耐性判定がなされていなかったのだ。
その三秒間という僅かな時間に、即死魔法を撃ち込めば――相手は、必中で、死ぬのだ。耐性を無視して。
これは明らかに、開発のミス。つまり、この世界を作ったカミサマが見落としたバグだ。
オレとサクラは、見事、ゴースト化したナイトメアを『即死』させて見せたのだった。
この方法が広まれば、通常倒せないはずのモンスターすら、容易に倒せてしまう。早急に対処しなくてはならないバグだ。
「サクラ、すぐに報告いれろ」
「分かってるわよ! 偉そうにもう!」
「悪かったよ、先輩」
「……にへら」
チョロイな、こいつ。
サクラが直ぐにカミサマに連絡を入れる――。それで世界は、少しだけ『巻き戻る』このバグ技を利用していた期間中の状態が、バグに気が付く以前の状態まで。
もちろん、この世界に生きている人間たちには、時間が巻き戻ったなんて分かりっこない。
荒稼ぎをしていたパーティーのレベルは以前の状態まで戻され、記憶も修正されることだろう。
が、それはあんまりにも可哀そうだとオレとサクラは思った。
なぜなら、今回のバグは、カミサマの落ち度なのだから。
だから、サクラは太々しくも図々しく、カミサマにこんなことを言ったそうだ。
「詫び石、配ったら?」 ――と。
後日、全ての冒険者になぜか、些細な幸せが舞い込むというサプライズがあったそうだが、オレたち異世界デバッカーにはどうでもいい事であった。
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