隠密①
歓喜の表情を見せる従者たちを見渡し、レオンはこれからのことを考えていた。
(先ずは周辺調査だな。ガリレオのスキル
レオンはコレクター気質が有り、ゲーム内で売られているアイテムは勿論、様々な装備品を持っていた。それでもレベル100の装備に限定すると、47人分を賄えるほど手持ちの装備を持っていたわけではない。
特にレオンが重要視したのが状態異常である。魅惑、支配、混乱なので同士討ちや情報の漏洩が起これば、この拠点も安全とは言えなくなる。
そのため、全状態異常を無効化する
本来であれば手詰まりの状況だが、レオンには装備の問題を解決する奥の手がある。
それは有り余る課金ポイントでガチャを回すこと。レオンの運の良さもあって装備は順調に集まり全ての従者に行き届いた。
ガチャで課金ポイントを大量に消費したが、それでもまだ7182000ポイントも残っていた。
レオンは周辺調査を開始すべく従者に命令を下す。
「フレッド、霞、ノワール、隠密能力に長けたお前たちで森の調査にあたるのだ。特に、未知の魔物やレイドと遭遇した際には、戦闘を避け情報を持ち帰ることを優先しろ。もしかしたら、レベル120の魔物もいるかもしれない。必ず三人一組で行動し、単独行動は絶対にするな」
「はっ!!!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます