ガチャ③
(まて!どうしてアーサーが出てきている?一度に出せる従者の数は最大10人のはず。どういう事だ?)
レオンが考えている間も、アーサーの突き刺すような視線がレオンに注がれている。
黙っているわけにもいかず、レオンはアーサーの問いに答えるように名乗りをあげた。
「私の名はレオン。お前の召喚者であり、お前の主となる者だ」
「レオン様でございますね。
「うむ、そのまま待機せよ」
「はっ!」
レオンは従者の管理画面からアーサーの情報を確認した。
装備品は何もなく、インベントリにも何も入っていなかった。
取得しているスキルは強力で、上限レベルは95と他の従者よりも高く設定されていた。
(上限レベル95か。強力なスキルも多い、これならレベル100の雑魚敵で死ぬこともなさそうだな。しかし、なぜガチャの中身が全部アーサーなんだ?取り敢えず、もう何回かガチャを回してみるか……)
しかし、結果は同じであった。
出るのは全てアーサーばかり、気が付けばレオンのインベントリには覚醒の秘薬が65個も入っている。
(まいったな……。確かに覚醒の秘薬は嬉しいが、今はそれ以上に生産系の従者が欲しいのに)
そこでレオンは、ふと自分の左手を見て思う。
(もしかしてステータスの運が関係している?運が良すぎるのか?)
レオンは左手5本の指に嵌められている、
ステータスの運が僅かに下がったのを確認して再度ガチャを回してみた。
先程と同じようにガチャが七色に点滅し、取り出し口から光り輝くカプセルが11個飛び出してきた。
しかし、その中身は先程と明らかに違っている。
【
【フェニックス】
【バハムート】
【
【ヨルムンガルド】
【
【
【
【ベヒモス】
【
目の前では引き当てた従者たちが跪き、小さなペットたちも頭を下げている。
(全部当たりだが生産系の従者が一人もいないとは……。いっそ、全ての従者とペットがでるまでガチャを回すか?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます