応援コメント

第七話 現実逃避」への応援コメント

  • 王子やその取り巻きに教えた時点で、ブリッツェンは魔法使いにとっての疫病神ですね。
    せっかく迫害に耐え、人々に知られずに生き、隠れ里という平穏な場所を得ているのに、
    ブリッツェンは安易に見せ、喋り、教えまくってしまった。
    最近追加された閑話で最悪の状況であることが読み取れます

    辺境の調査という名目で来ていますから、帰らなかったら捜索隊が出ますよね。
    シュヴァーンの皆が魔法使いになるには相当な期間かかるでしょうし、
    この里の命運もわずかかな。

    作者からの返信

    Feyn様

    第四章が終わった時点で呆れ果てたようなコメントをいただいていたので、もう読んでもらえていないと思っていました。
    引き続きお読みいただきありがとうございます。

    『ブリッツェンは魔法使いにとっての疫病神』
    これはまさにそうですね。
    ”魔法使いの村”があると知った時点で探したいと思っていたわけですが、ブリッツェン自身は王弟の支配下にあり、探しに行くにはその旨を伝えるしか無いと思った。
    この時点で、既に”魔法使いの村”にとって脅威となる行為を自分がしていても、それに気付かず自分の興味が優先する。それがブリッツェンなのです。

    色々考えて”大丈夫”と思えば、自身の考えを優先しまうブリッツェンは、結果は師匠に諭されたりします。
    ブリッツェンは師匠に言われた、『のぉブリッツェン、お主が良かれと思っても、それが必ずしも正しいとは限らんのじゃ』の言葉とおりの人物です。

    『閑話で最悪の状況であることが読み取れます』
    これに関しては、私が投稿を忘れてしまったが為に、変なタイミングで読んでいただくことになってしまったのは、本当に申し訳ございません。
    ですが、アルトゥールに裏で画策されることは既定路線です。

    『帰らなかったら捜索隊が出ますよね』
    これに関しましては、第五章の第一話冒頭のシェーンハイトとの会話で、「最長で一年の時間しか貰えていませんので、遅くとも一年で帰ってきますよ」と答えています。
    なので、予定では期間内に王都に戻るはずなので、捜索隊が出る心配はございません。予定通りであるなら。

    以前、Feyn様に返信した際にも書きましたが、『常に成功』『万事が万全』といった物語を書いているつもりはありません。
    私はブリッツェンが成長していく物語を書いているので、その過程には困難もあれば他人に迷惑をかけることもあります。

    ここで全てを語るのは無粋ですので割愛しますが、不完全な人間が成長していく様を、これからも見守っていって頂けると幸いです。