第2話何故人間は、自己中心的なのだろうか。
人間というのは、やはり自己中心的だ。
それは、俺の考えである。
そして、今俺は、もっとも自己中心的と言える人物と会っていた。
そう、妹だ。俺の妹は、ご飯まだぁーとただをこねているのだ。
そう、俺の妹は、もう中学生になるのに家事全般を全くしようとしないもう自己中心的を過ぎ人間の葛なのだ。
「はいはい。あと、少しだから待ってね」
少し、幼い子に接するように言うと
「っな!なに、その言い方!なんか子供扱いされてる気がするんだけど!!」
「子供扱いしてるからな」
「今!言ったね!子供扱いしてるって!じゃあ、私が子供じゃないってところ見せてあげる!だから、そこ退いて」
俺の妹は、家事を全くやらないが、このように、挑発してやるとすぐに乗ってくる。だから、あのどこぞやのお嬢様よりか、扱いやすい。
なんなら、あのお嬢様もこのくらい挑発に乗りやすいやつになってくれないもんかね……
「はあ、妹よ。包丁は、そう使うじゃないぞ。こうやってな、猫の手のように───」
そこから、一緒にご飯を作った。
俺は、人間は、自己中心的だと思っているけど。でも、妹のように、俺を楽しませてくれる人がいる。
「だから、先生のお願いも断ることはできなかったのかなー」
「どうしたの?」
「ああ、なんでもない」
そうして、時間は過ぎていった。
ひねくれ男子による、毒舌彼女の攻略法!短編 夏蓮 @ennka
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