プロローグ どうも、どうやらクラス転移した先は王城のようです
目を覚ますとそこはアニメなどでよく見るような玉座の間と呼ぶのがふさわしい場所だった。
その空間には壁側に鎧を着込んで武器を装備した兵士がずらり、後方には豪華な服を着た貴族らしき人が数人、そして前方の椅子に座っている王冠をかぶった人物がいた。
ここはどこっ?、さっきまで教室にいたのに!!、
混乱した声が聞こえる。そりゃそうだろういきなり教室がこんな場所に変わっていたら誰だって錯乱するさ。
それにしても俺には予測がついている。ここは異世界だ!ファンタジーだと、、、。
しかし、胸の高鳴りを抑えてまずは目の前の王であろう人物の話を聞こう。
「よくぞ参った、異世界の勇者たちよ、そなたらにはこの国をおびやかす魔王を倒すために呼ばれたのだ。」
なんてテンプレな…まさか現実にこんなことがあるとは。いや、異世界は現実じゃないのか…でもこれは現実で…まぁ、そんな事はいい、これは誰か反論する奴がでてくるパターンだ俺にはわかる。
「おい!ふざけんなよじじい!勝手に呼んどいて魔王を倒せだと!」
クラスの男子の1人が反論し、ほかの数人もそうだそうだ!と煽り立てる。
すると騎士の1人が
「貴様ら!どうやら死にたいようだな!身分もわきまえられないとは、死ねっ!」
「ひっ、!、?」
「まて、まだ殺さずともよい」
「しかし、王よ!」
「余の言うことが聞けぬというのか?」
「はっ、失礼いたしました」
しばらくの沈黙を経てクラスのまとめ役
剣崎 光が
「みんなの言うこともよくわかるでも、この人の話も聞かないとわかりあう事はできない!」
と言った。するとクラスのみんなは、
光の言うことだもんな!確かにそうだ!
などと賛成する。
「王よ先ほどの無礼をお許しください。どうか何故我々に魔王を倒せと言うのかお聞かせください我々は闘いなど経験したことはないのです」
そして王は語った。
数年前から人族を滅ぼそうと魔族を束ねる王、魔王が侵攻して何千人もの人が死んでいること。また、異世界から来たものには特別な力があり闘いを経験していなくても問題ないということ。
すると光が
「我々に力があることを証明することはできるのですか?」
「それならステータスと念じてくれればわかる。でたステータスを一人一人教えてくれ。」
まってました!ステータス!ファンタジーだぜやっふー!
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