ウサギの隊長
リーダータキが殺されたオオカミ族の群れは
ウサギ族の殲滅のため行動を開始した
オオカミ族の群れ1500人が港町インバを出る
その情報をウサギ族の斥候から聞いた隊長のワコカは
迎え撃つため800人のウサギ族の部隊を連れて野営地を出た
ちょうど少し前に、
砦の町カラから駆け付けたオオカミ隊長のミキが率いる傭兵100人が合流していが、
彼らは、野営地に留まった
ヤロは隊長のワコカに自分がいなくなった後の戦い方を伝えていた
『一つ、ウサギの斥候を多く使う事』
『二つ、距離をとって弓で戦う事』
『三つ、伏兵を使うので個別に撃破する事』
『四つ、丘におびき寄せて全力で戦う事』
『民は、ウサギ平野の海岸にそって東の岬へ移動させる事』
船も一緒に移動し、何かあれば海に逃げる事』
簡単な説明であったがワコカは、この戦い方をよく理解していた
港町インバから、半日の距離の平原で両軍は対峙した
盾を出し突撃を仕掛けるオオカミ族の群れに
ウサギ族の部隊は後退をしながら矢を射続ける
ワコカが合図をすると、ウサギ族の部隊は全力で逃げだした
オオカミ族はこれを追撃するが、
追いつけるだけの走力はなかった
この最初の衝突で、両軍致命傷を負ったものはいなかった
野営地に戻ったワコカに斥候から連絡があった
オオカミ族の伏兵が森にいる
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