ヤロの部隊、オオカミ傭兵の中に

ミキという隊長がいた

彼は、ヤロと境遇がよく似ていた

ミキはウサギ族の友人が多くおり、

その中でもウサギの若い隊長ワコカとは特に仲が良かった

共にヤロの部隊に所属していた

今、ヤロはその2人の隊長ミキとワコカに大事な任務を与えようとしている

ヤロはオオカミ族の群れを森で攻撃したのち

部隊を2つに分けた

ヤロの率いるウサギ族のみの900人程度の部隊

オオカミ隊長のミキと、ウサギ隊長のワコカが率いる

オオカミ族200人とウサギ族50人の部隊

ヤロはオオカミの傭兵をすべてミキに預けた

そして2人にこう言った

『カラの町へ行って、そこを占拠してほしい

　そして、桟道を壊してほしい

　できれば、ウサギ族の捕虜を解放した後、

　戦力となってくれる事を期待している

　結果は急ぎ、連絡してほしい』

オオカミ族の傭兵とミキが行くのは、砦を落とすため

桟道を壊すのは、オオカミ族を現状のウサギの国に入れないため

ウサギ族のワコカが行くのは、捕虜を解放し、説得するため

さらに、ワコカは大陸で一番足が速かった

ミキとワコカの別動隊は桟道のある砦の町カラへ向かった

そして、ヤロの部隊は再び

タキの群れへ向かった

タキの群れは、港の町インバに迫ろうとしていた

タキの群れと、ヤロの部隊は再び対峙する

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