第11話 骨 骨密度は年齢関係なし骨粗鬆症が怖い方に
骨を強くするならカルシウム取れって言われそう(笑)
しかし、そんな単純な話ではないことお伝えしておきたい。
皆さん骨密度って測ったことありますか?
ない方は一度測ってみるといいですよ。ある日いつもの道でこけたときいきなり骨折を防ぐ意味でも。
私も測りましたが、少し低いと診断されましたがほとんど誤差圏内だったのでこれから気を配ります。
カルシウムも無論大切なんですが、 太陽の光、足への衝撃、こちらも重要になってきます。
骨を丈夫にするためには確かにカルシウムは必要なのですが、決してそれだけでは十分でないということです。
それと言うのも、カルシウムは骨に関わる大切な栄養素なのですが、その吸収には、実はビタミンDが深く関わっているからなのです。つまり、骨の健康維持には、カルシウムだけでなく、その吸収を助けるためにビタミンDも積極的に摂取しなければならないのです。
ビタミンDはアジなどの魚介や椎茸、レバー、卵などに多く含まれているのですが、太陽の光に含まれる紫外線の刺激によって人間の皮下でもつくられるので、骨粗鬆症を予防する観点からすると、日光浴も必要となってきます。ヨーロッパなどに比べて日照時間の長い日本では、それほど難しいことではなく、夏場なら直射日光を避けて30分程度、冬なら1時間程度日光を浴びれば十分と言われています。
骨を丈夫にするためにはカルシウムだけでなく、その吸収を助けるビタミンDを摂ること。さらに、そのビタミンDの皮下合成を行なうために日光浴を行う
足への衝撃、運動と一言で言ってしまえばそれで終わりなのですが、何故、足と限定しているのか、そのメカニズムも詳しく説明します。
まず、我々大人の骨と言うのは3年から5年で全身の骨が入れ替わります。新しく強い骨を維持することで、疲労骨折、上記の転んだだけで骨折。を防ぐため
さて、この骨の作り変えを行っているのが骨の中にいる細胞
骨を壊す「破骨細胞」と作る「骨芽細胞」の二種類です。
これら二つのバランスが崩れて起きるのが骨粗鬆症です。
これらは指示役の細胞「骨細胞」によりバランスをとろうとします。
この「骨細胞」は「メッセージ物質」と言われる特殊な物質を出します。「メッセージ物質」によって骨を作り、また壊します。
そして、ここで注目すべきなのは「スクレロチン」という物質です
このスクレロチンは「骨細胞」とは真逆に骨を作るのをやめようとというメッセージ物質をだします。
「骨細胞」は骨が増えすぎないようにスクレロリンによって、骨を作る「骨芽細胞」の数を減らします。このスクレロリンが出過ぎてしまうと、骨量が減ってしまいます。
さて、なぜこのスクレロチンが出過ぎてしまうのか、これが運動と繋がってきます。
「骨細胞」には骨にかかる衝撃を感知するという働きもあり、衝撃があるかないかによって、新しい骨を作るペースを決めています。
骨に衝撃がない生活を続けていると、骨細胞が「スクレロスチン」をたくさん出して骨を新しく作り出そうとはしてくれません。
現代社会で働くほとんどの人は一日の大半を座って生活していると思います。これを読んでいるあなたは一日中ほとんど座って過ごしていませんか?
知らないうちにスクレロスチンが大量発生して骨粗鬆症が密かに進行しているかもしれません。
さて、足の衝撃に関して、
ランニングをしている方は読み飛ばして結構です。
どこに行くのも自転車でという方は是非とも読んでいただきたい。
何故自転車を引っ張り出したかというと、自転車は心肺機能を高め、メタボリック・シンドロームの予防にも優れた運動ですが、骨量を増やすという点ではあまりプラスにならないといことです。
自転車だと地面を蹴っているわけではないのでランニングと比べれば圧倒的に骨への衝撃は少ないです。
そのためランニングをしている人と比べると骨量に違いが生まれます。
では、何がいいか、無論ウォーキングやランニング。
水中ウォーキングやヨガなども選択肢とはありです。
さて、如何だったでしょうか。少し真面目すぎましたかね。
他にも色々と細かくはあるのですが、それはまた適当に時間あるときに追記で書いておくことにします。
それでは今回はここで
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