第452話 オリジナリティがないと思うと筆が進まなくなる

 小説を書いていて、あれ? この作品のどこに売りがあるんだろうと思ってしまうと、途端に書く気力が萎えてきます。全てがどこかで見たものに見えてしまって、執筆の意義を見失ってしまうんです。こんな文章を書いていていいのかなと。


 思いついたから書いているだけ。そう自分に言い聞かせてはいるのですが、一度自作の魅力を見失うと浮上するのは難しいですね。どこかで見た展開をなぞっているだけだと思ってしまうと、プロットに肉付けする以外の感情が死んでいきます。

 それが更に面白さをなくしてしまっているのだと、作者が面白がって書かないと誰も面白がれないって言うのにね。


 自分に厳しい人なら、そう言う雰囲気になってしまった時点で何万文字書いていようとボツにするのでしょう。本来はそうあらねばなりません。

 でも書き始めた以上は取り敢えず書いていこうと思ってしまうんだなあ。だからあかんのやろね。むうう……。

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