第430話 イキリ口調で書き始めたエッセイ、最後は丸くなる説

 今回は自作あるあるじゃないんですけど、たまに読者に喧嘩売ってるのかなって思うようなキツイ内容で始まるエッセイに出会ったりするんですよ。

 毒の強い文章ってそれもやっぱり個性で、そう言うのを発見するとついつい読んでしまうんですよね。ああ、この人また何かと戦ってるよ、とか、その発想はなかった! とか思いながら。


 で、読む方としては最後までそれを貫いて欲しいじゃないですか。なのに最後の方になると飛ばしていたナイフもなくなって、いつの間にか読者を攻撃するスタイルから読者様あっての私でございます~に作風が変わっていたりするんです。一度決めたスタイルなら最後まで貫けよっ! って私は思ってしまうんですけどね。

 キツイ作風のせいで評価がつかずに路線変更って流れなのかもですが。


 ただね、評価されないのを見越しての毒だったと思うのですよ。それを評価されないからって急に媚びた方が萎えるってものです。飽くまでも私の感想ですけどねー。

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