第405話 どんな展開を目指しても結局は自分の書ける流れに落ち着いてしまう

 執筆をしていると、たまには違った展開の話も書きたいなって思うじゃないですか。思いません? いつもはハッピーエンドだけど、次はメリーバッドエンドを目指そうだとか、いつもはストレスフリーな日常系だけど、今度は主人公が逆境で苦しむハードな話を書いてみようだとか。

 後、得意じゃないジャンルに挑戦してみたり、主人公の性別を変えてみたりだとか。新しい挑戦は未知の扉を開いてくれますよね。


 んで、すごい展開を考えていざ書き進めてはみるのですが、結局書き上がってみると、それは自分の書ける範囲以上のものになっていない。主人公を苦しめようとしたのにゆるゆるだったり、恋愛させようとするのに全く恋に落ちてくれなかったり……。それが作風とも言えるのでしょうけど、変わろうとしたのに変わりきれていないって言うのはどこか空しさも感じてしまいますよね。


 どこまで言っても自分からは逃れらない。自分を受け入れるしかないのですなぁ。

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