第274話 自分が苦もなく出来ているとそれが普通だと思ってしまう

 人は自分が普通に出来る事を才能とは思っていません。それがどんなに素晴らしい事であってもです。常に周りの自分にない才能を持つ人を羨んで、自分の無能さを卑下している人にも才能はあるんです。ただ、本人が気付いていないだけで。


 私で言えばこのエッセイみたいにネタを沢山思いつけるのですが、これだって才能の一種です。あまりに自然にネタを思いつけるので自分では普通だと思っていました。

 けれど、近況ノートとかで周りの声を聞いた時に、そうでもない事が分かってきました。自分だけを見ていると分からないものですね。


 言葉遣いにセンスがあったり、ネタの選びが上手かったり、会話文が自然だったり、読者の人の自作の評価で自分の才能を再確認する事もあるかと思います。

 隣の芝生が青いように自分の庭もまた青いのです。どうか自分の作品に自信を持って欲しいと思います。

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