第224話 逆に考えようか

 よく創作論などで人気作になるためのノウハウが記載されていますよね。こうすればいいと書いているその作者の他の小説が余りヒットしていなかったりします。そう、絵に描いた餅なんですよ。創作論を書くなら自慢出来るヒット作が書けてからにして欲しいと私は思うのです。だって言葉に説得力がないでしょ。


 逆に、星が4桁レベルの人って創作論を書いていません。中にはその人気作一作しか公開していない人もいます。くっ! その人気のノウハウは企業秘密なのかっ!


 まだ実績を作っていない人の話を聞くより、今成果をあげている人の話が聞きたいですよね。どうしてそこまで人気を得られたのか。彼らは何らかの工作をしたんだろうか? それとも――? 


 謙虚な気持ちで人気作から学んでいくのがベタな創作論を読むより身になる気はしますね。そこで秘密に気付けるかどうかも本人次第なのですけど……。

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