第62話 天井から見られている気がする

 まさか、そんな事はないと思ってはいるのですが、たまに頭上から視線を感じる事もあります。気になって恐る恐る見上げても勿論そこには何もありません。見慣れた天井があるだけです。ええ、何もありませんとも!


 この視線の正体は何なのでしょうね。いや、ただの気のせいですよね。うん、気の所為気の所為! 見えない誰かがそこにいるだなんて、そんな事ある訳がないじゃないですか! あははははは……。えっ? ちょ……あれ? 誰か! 誰か居るんですかああ! ねぇ! う、ウワアアア……!

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