確かめただけ

「寒くなってきたね」

互いのあたたかさを確かめ合った私たち。

寒さ本番雪の降る夜

私の隣には誰もいない。

体温が自分にあることを私で確かめて

本当に寂しくなる季節は

私の知らないところに行く。

私の体温はどこへ行ったの?

貴方の体温はまだ私の心臓にある。

あつい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

青葉芳 @aobys97

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ