第111話

 アスカの部屋へ行くとフレグランスの薫りに包まれた。


 《ローズナイト》という香水のおかげか、少し落ち着いてきたようだ。


 しかし、あたしの話はヘビーだ。

 ツラい過去を話した。

 それは、忘れ去りたい想い出……、

 消し去りたい過去……。

 そして、救いようのない【罪】だ。


「次は、あたしなんです……😔💦💦」

「え、何よ急に……」

「あたしたちは罪人つみびとなんです」


「え、何、どういう事……」

「ですから……、裁きを…… 正義の裁きを受けなければならないンです」


「何の話なの……

 そう、一方的に話されても詳しく聴かないとわからないわ」

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