第110話 抱えきれない!

 クッキー様にも、あの秘密を打ち明けるワケにはいかないし……。


 あたしはリビングで深刻な顔をして考えていた。


 そこへおネエのアスカが来て心配そうに訊いてきた。

「どうしたの。ミオ。何か、あったの」

 あたしは、部屋に誰かが侵入したようだと応えた。


 アスカは、「まさか……」と応えた。

 確かに、証拠はない。

 あたしの直感でしかない。

 

「実は…、あたし……😔💦💦

 昔、重大な罪を犯してしまったンです」


「え、罪って、何よ。

 それって、ヤバい話……?」

 アスカが辺りを見回した。


 あたしは曖昧に、「はぁ…😔💦💦」

 と応えた。


「じゃ、あたしの部屋へ来なさい。

 話の続きを聴くから」

 あたしもアスカに相談に乗ってもらう事にした。

 これ以上は、ひとりでは抱えきれない。




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