オンブズマン

「オンブズマンの歴史」

 〜国民行政省編・著〜


 オンブズマンは子供をおんぶ(オンブ)する男性(マン)を指して作られた言葉です。男性も育児参加する社会へと、日本社会が変化していることを良く表した言葉といえるでしょう。今ではオンブズマンであることが、一人前の男性である証の一つともなっています。


 ~しつもんコーナー~

 Q.オンブズマンにはどうやったらなれますか?(東京都 13歳)

 オンブズマンになるためにひつようなことは一つだけだよ。君が大人になって、こどもが生まれたときに、二人でいっしょに子育てをしよう。きっとそれは、やりがいがあって、たのしいことだよ!

 Q.どうしてオンブマンじゃなくてオンブズマンなんですか?(秋田県 7歳)

 育児をする男性ということで、英語の「マン」に複数形の「ズ」がついたんだ。でもオンブマンズよりもオンブズマンの方がひびきがいいということでオンブズマンになったんだよ。ごめんね、ちょっと難しかったかな。

 Q.マンの複数形はマンズじゃなくてメンです(秋田県 7歳)

 ……そうともいいます。

 Q海外から帰ってきたお父さんにオンブズマンのことについて話したら、凄く怒っていました。僕らの国は間違っているって。やっぱりおかしいんじゃないですか。(秋田県 7歳)

 君のお父さんはダッコズマンになってしまった可能性があります。これは科学的に証明されていることですが、だっこのし過ぎは人を常にうつむかせ、暗い気持ちにさせてしまうのです。一度国の精神病院に通わせてあげることをおすすめします。

 お父さん、早くよくなるといいね。








 ★オンブズマン(ombudsman)

 行政機関を外部から監視し、国民の権利・利益の保護に纏わる調査、勧告、申請を本人に代わって行う公職を指す。抑圧的な国家の敵ですね。頑張れオンブズマン。


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