第28話

翌日は私しが先に目覚めた。

目覚めた時

お兄ちゃんの腕に抱かれ

まるで幼い頃にタイムスリップした様に

お兄ちゃんの腕の中でキョロキョロと部屋の回りを見て居た。


裸で寝て居たが寒さは感じ無かった。

お兄ちゃんが私しを抱いて寝て居てくれたからだろう…


お兄ちゃんは、とても優しい人だ!

私しは将来…こんなに優しい男の人に巡り会えるのだろうか…?

幾ら愛し合った所で今の状況が将来迄も続く筈も無く


何時かは違う道を歩ま無ければ成らないかも知れ無い!

けれども、今は

自分の気持ちの間々に生きてみたい!


私しの望みはもう直ぐ叶うかも知れない!

その事を今度のお泊まり中に話し合い

結論を出そうと考えている。


お兄ちゃんは未だ寝て居た!

昨日は私しが、お泊まりした事で

大掃除やら…色々な事が沢山有り疲れたのだろう!


そんなお兄ちゃんの寝顔を見て居た。

こうしてお兄ちゃんの腕の中で

私しは何時までも

お兄ちゃんの寝顔を見て居たかった。

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