第25話
お兄ちゃんが上手いのか
其れとも…大好きなお兄ちゃんに可愛がられて
私しの気持ちが高揚して居たのか…?
私しは、早くも頂上を迎え様としていた。
お兄ちゃん…私し…もう…ダメ…逝っちゃう…
体を痙攣させ私しは…逝ってしまった。
体の痺れが収まり掛けた頃
お兄ちゃんが私しをしっかりと抱き締め…唇を重ね
何度も何度も唇を吸ってくれた。
その優しさに…私しは
嬉し涙を流していた。
「聡子…俺も…お前とこう成りたかった。」
「聡子…聡子…俺…お前の事が好きで好きで…他の女の子が目に入らなかった。」
「けど…お前は俺の妹だ!だから俺は…お前から離れて暮らす道を選んだ!」
「お前に叱られたから言う訳じゃないが…俺はお前の傍には、行けなかったんだ!」
「けど…お前も俺を好きで居てくれたなんて…俺は全然、気付きもしなかった!」
「お前も苦しかっただろう…?俺も今日まで苦しかった。」
そう言い終わると唇を激しく吸い…お兄ちゃんの眼から涙がこぼれ落ち
私しの頰を濡らした。
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