第3話

《お兄ちゃん…是れから私…この部屋を掃除するから

私に見つかっては困る物は自分で片付けて頂戴

ジャーン!》


「何だよそれ?」


《エプロンだけど!見た事、無いの?》


「エプロンは見た事はあるけど…お前のエプロン姿は見た事が無いから!」


《どう?スカートでこうして着ると色っぽいでしょ(笑)

スカートだからって覗いちゃダメだよ!》


「覗かないって!」


《じゃあ今日の私しの下着の色は?》


「紫色!」


《しっかり見てるじゃん!》


「見てるって…お前が見せてるから!」


《ジャジャーン!》


「其れは?」


《ゴミ袋…

ホーマックから買って来た!》


「そんな物、何処にでもあるだろうが!」


《じゃ…お兄ちゃんの部屋にあるの?》


「何処かその辺探せばある筈だよ!」


《あのね!この部屋に無いと困ると思ったから

わざわざ田舎から買って持って来たの

凄く重かったんだから……

私し邪魔しないから見られて困る物を片付けて頂戴!

其れが終わったら部屋の掃除をするから》


私がそう言うとお兄ちゃんは押し入れやらから

私しには見せたく無い本類を集め始めた。

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