第22話 ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん

ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん 

エルサ・ベスコフ


 この絵本は、ベスコフの絵が素敵だし、ストーリーもよく、大好きな本です。主人公のプッテが可愛らしいだけでなく、風景の木々、花や草、虫達、まつぼっくり、そしてさがしているブルーベリーやこけももなど、生き生きときれいに描かれています。

 ブルーベリーを摘む男の子たちは、洋服やら口元、手、足などあちこちにブルべリーの汁がついてしまっています。が、礼儀正しくプッテにお辞儀しているのは本当に可愛らしい。一緒に実を摘んだり、遊んだり、ねずみに乗ったり。こけももかあさんや女の子たちにもよくしてもらって、おいしそうなこけもも漬けもごちそうになり、読んでいるこちらも本当にうれしくなってしまいます。小人のおじいさんのおかげで、おかあさんにすてきなプレゼントができてよかった!と子どもが感じられる素敵な一冊です。

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