第104話 華奢な二の腕

「違う事を願いたいけどね」 


「何、無茶言ってンのよ。私たち女子ウエイトリフティング部だと思ってるの!」

 メイが華奢な二の腕に力こぶを作ってみせた。

 とても貧弱な腕だ。


「……」

「そ~よ! 阿久堂は、私たちの倍くらいあるのよ!!」

 舞美の腕も華奢だ。とてもじゃないが、力仕事に向いているとは言えない。


「どうやって持ち上げたって言うのよ!!」


「わかってるよ❗❗ 確かに舞美たち……、持ち上げられないさ!!」

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