第68話

「ほら、ノアちゃんよ~! 得意の超能力で脱出してみろ」

 阿久堂は、絞め上げたまま宙に浮かして振り回した。


「うっわ~……😣💦💦💦」

 オレは失神寸前だ。

 何度もタップするが阿久堂はホールドを緩めない。


「バ~カ、まだ早ぇ~よ。死んでね~ジャン」

 とんでもない事を言った。


「うっぐゥ…😣💦💦💦」

 視界が暗く反転していった。


 そこへ、舞美が通りかかった。

「やめなさいよ。殺す気?」

 果敢にも、阿久堂たちに忠告した。




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