第25話

 高山も阿久堂に負けず大柄でしかも柔道経験者だった。


 もちろん阿久堂を校舎の4階まで吊り上げるだけの腕力はあった。


 事情聴取に応じた高山だったがカレも黙っていない。


「オレじゃね~よ。ナンでオレが阿久堂君を殺さなきゃなンね~ンだよ❗❗」

 当然のように殺害を否認した。


 事情を聴いているのはリオだ。


「どうかしら……、あなたは、阿久堂君に、アゴで使われてかなり怒っていたそうね」


「べ、別に…、そんな事は」


「裏では自分の方が強いのにって今度、命令したら、ぶっ殺してやるって言ってたそうじゃない」





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