第26話

「そりゃぁ、言ったかもしれね~けど……、マジで殺すワケね~だろ」


「あなたは阿久堂くんがいる限りトップにはなれない。だから……」

「な、それじゃァ~、オレが殺したって言うのか。オレじゃね~って……!!」


「じゃぁ、この足跡は……❓」

 冨田が写真を見せた。


「あ、足跡……?」

「ええ、かなり大きな靴の痕が残っていたわ。28センチよ。偶然ねェ……

 あなたと同じだわ」

「はァ~ー~、っざぁけろよ~。靴は少し前に盗まれたンだよ」


「盗まれたァ~ー~…」

「ああ、だから、金が必要になって」

「ノアから恐喝ゆすってたワケ?」


「いや、ユスッたワケじゃね~よ。

 ちょっと借りただけだ」


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