第21話

「12時~……?

 だったらノアにはアリバイがあるわ」

 舞美が少し考えてから言った。


「アリバイ……?」

 リオが肩を竦めた。


「ええ、だって昨夜きのうはノアの屋敷で樹理の誕生バースディパーティを開いてたンですから……。ねぇ❓」

 舞美が樹理に向かっていった。


「はい……」

 樹理もメイも頷いた。

「ふ~ン……」

 リオは気の無い返事。


「良かったジャン。私たちが一緒に寝て上げてェ……」

 舞美が茶化すようにヒジでオレのわき腹を小突いた。




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