第20話

「まぁまぁ……、リオさん」

 すぐさま冨田がなだめた。


「怖っわァ~……」

 舞美たち女子も引いていた。

 さすが、ドS美人警部補だ。

 一瞬で、場が凍りついた。


「あの~……」

 恐る恐る、樹理が声を掛けた。

「阿久堂君は…… 何時ごろ亡くなったンですか?」


「え、そうねェ……。ン…、何時くらい?」

 リオは、上から目線で冨田を見た。


「え、はい、え~っと……大体、12時前後ですね。まぁ、詳しくは解剖してみないとわかりませんが」

 冨田が急いでタブレットを操作して答えた。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る