マレビト・ジンとエルの交流が、ゆったりと丁寧に描かれていて思わず引き込まれます。
台詞と地の文だけではなく、三人称らしい細かな所作を的確に使った二人の心情描写。
かといってくどかったり重かったりしないのは、情景描写を最低限に抑えて人物描写にフォーカスしているからでしょうか。とても読みやすいです。

エルにとっても、異世界から来たジンは、自分の境遇に変化をもたらす希望の存在のようですね？
エルは一体、どんな境遇にあるんでしょう。

そして、エルの見立てに拠るとジンはあまり魔法に向いてはいないようですが……それでも、使えそうな魔法がある？
どんな魔法を教えてくれるのか楽しみです☆