もし私が名画座のキュレーターだったら。

「シャッター・アイランド」×「エンジェル・ウォーズ」

少し久しぶりの名画座営業である。

今日は下手に凝ったタイトルをつけるとネタバレになってしまうような気がするのだが、強いて言うなら「医療ミステリー」とかそういう雑なタイトルをつけてお茶を濁したい。

「シャッター・アイランド」×「エンジェル・ウォーズ」の2本立てを今日はお送りする。

「シャッター・アイランド」は2010年公開、マーティン・スコセッシ監督×レオナルド・ディカプリオ主演のミステリー映画だ。

精神病を患った犯罪者を収容するシャッターアイランド。

ある女性患者の失踪を捜査するために2人の保安官が上陸するところから始まる。

しかし捜査を進める内に保安官テディは過去の記憶に振り回されるようになり、不穏な空気が島を包んでいく…

「エンジェル・ウォーズ」は2011年公開、エミリー・ブラウニング主演のファンタジーとアドベンチャーをハイブリッドした映画である。

遺産争いのトラブルの果てに妹殺しの罪を着せられ精神病院に入れられたベイビードール。

脱出のために他の女性患者とチームを組み、敵と戦っていく。

それぞれ古き時代の精神病院で主人公がトラブルに巻き込まれる、そんな体のストーリーである。

同じような舞台、題材の映画であるが、ミステリー風に仕立てたシャッターアイランドとファンタジー風に仕立てたエンジェルウォーズ。

複雑なシャッターアイランド、トンデモ映画スレスレのエンジェルウォーズ、と言い換えても良い。

一気に見て、頭の中がこんがらがりながらも考察を楽しみたい。そんな2本立てである。