「インド・オブ・ザ・デッド」×「霊幻道士 こちらキョンシー退治局」

今回も前回に引き続きポップなホラーをテーマにしようと思う。コメディ色の強いB級ホラー2本立て。そして同時にアジア映画2本立てでもある。



「インド・オブ・ザ・デッド」×「霊幻道士 こちらキョンシー退治局」だ。


「インド・オブ・ザ・デッド」は日本では2015年に公開された。タイトル通り、インド発のゾンビ映画である。

皆、インド映画にどういうイメージを持っているだろうか。踊る、歌う、テンションが高い、そしてちょっと長い。私はそういうイメージをずっと持っていた。

このインドオブザデッドは確かに音楽に重きを置いてはいるが、歌ったり踊ったりは特に無い。そしてインド映画にしては結構短い。

そのためインド映画と思って見るとどこか物足りないかもしれない。

その代わり全体的にテンションがとても高い。勢いでねじ伏せて来る。



インドのパリピ男子達がとある島で行われるパーティーに喜び勇んで出掛けるが、そこでゾンビ騒動に巻き込まれる。


「霊幻道士 こちらキョンシー退治局」は2017年の香港映画。

やはりタイトルそのまま、キョンシーを題材にしているラブコメディである。

ひょんなことからキョンシー退治を行う清掃局で働く事となった青年チョンティンと、清掃局に運び込まれた美少女キョンシーの可愛らしい恋模様を描いている。

キョンシー要素、つまりホラー要素は低いのだがコメディとしてはとてもテンポが良い。

最初の駐車場のシーン、この掴みはなかなか秀逸だと思う。

ゴーストバスターズ香港版、とでも言うべきだろうか。


どちらも兎に角馬鹿馬鹿しいコメディだ。

しかしそれ故にとてもわかりやすく、ひたすら笑ってしまう、そんな2本である。

是非嫌なことを忘れて楽しんで欲しい。

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