「片腕マシンガール」×「武器人間」

今日のテーマは単純明快。

「改造人間」だ。

これは是非セットにして上映したい個性の強い2本であると前々から考えていた。


「片腕マシンガール」×「武器人間」だ。


「片腕マシンガール」は2008年公開、井口昇監督の日本映画だ。

いじめで殺された弟の復讐のため立ち上がったアミという少女が、返り討ちのような形で片腕を無くしてしまう。しかしとある夫婦の助けによりその腕にマシンガンを装着することとなり、再び立ち上がるのだ。しかも敵は忍者の血を引いている。なかなかの強敵だ。

ひたすらB級である事に徹した映画で、なかなか気前よく血糊が飛び散る。

セーラー服姿のアミがマシンガンを装着した左腕を構えてポーズを取っている、そのポスタービジュアルは非常にインパクトがある。


「武器人間」は2013年公開、オランダ出身のリチャード・ラーフォースト監督の作品である。

第二次世界大戦当時、ドイツに潜入したロシア人部隊が武器に改造された人間と死闘を繰り広げる。それだけの話ではあるのだが、兎に角その武器人間達の造形やギミックが面白く、その戦いっぷりはえげつなくて良い。

教会という神聖なる場所の地下でマッドサイエンティストが作り続けていた武器人間。

それに振り回されるロシア人潜入部隊。

ある意味でタブーに踏み込んでいる痛快な1本と言えよう。


どちらも武器を体の一部とした人間が戦いに身をやつす王道のようなB級映画である。

激しすぎるゴア描写も多いがそれはいっそ潔く、何も考えずに見られる面白さがある。

どちらも上映時間はそれ程長くないのも良い。

是非楽しんで欲しい。

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