「天使の涙」×「楽園の瑕」

今年2月、長らく版権切れのため国内上映が叶わなかったウォン・カーウァイ監督の「欲望の翼」が渋谷ルシネマでリバイバル上映された。それに伴い同監督の「ブエノスアイレス」「花様年華」も同じ劇場で上映された。


ウォン・カーウァイ監督。


恐らく日本で最も知名度の高い香港映画の監督ではないだろうか。

個性的でスタイリッシュな映像が持ち味だ。

勿論版権の都合もあるのはわかっているが、日本でリバイバル上映されるのは「ブエノスアイレス」「恋する惑星」「花様年華」辺りがメイン、という印象がある。

多分特に人気が高いのだと思う。


この際版権切れとかは気にせず、ウォン・カーウァイ監督作品で好きなように2本立てを組むなら。


私は「天使の涙」×「楽園の瑕」この2本が好きだ。


「天使の涙」は1996年に日本公開された。

殺し屋や口の聞けなくなった青年など、ちょっとわけありな人々の恋模様を描いている。

※金城武が可愛い

※カレン・モクも可愛い

※現代が「堕落天使」とか物凄く中二病でカッコいい

※音楽もカッコいい

兎に角好きなのだ。


「楽園の瑕」は1996年に日本公開された。

12世紀の中国を舞台にしたストーリーは若干難解ではあるが、それを補って余りあるかのような映像美がたまらなく好きなのだ。

目を見張るような青空。ずっと見ていたい。

天使の涙が夜の闇を舞台にしているなら、こちらはひたすら青空と砂漠のインパクトで訴えかけてくる。


私はこの監督ならこの2本を推す。

ただひたすらそれを訴えたい。

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