「マグニフィセント・セブン」×「コール・オブ・ヒーローズ」
スターウォーズEP8の公開が迫り、ファンがとても盛り上がっている時期だ。
そのスターウォーズは黒澤明映画に影響を受けているという事をご存知だろうか。
私はスターウォーズを見始めて大分経ってから知った。
ならば世間がスターウォーズに沸き上がるこの時期、敢えて「七人の侍」無くして生まれなかったであろう2本を名画座にぶちこみたいと思う。
両方今年日本公開されたばかりの新作であり、お客さんも新鮮な気持ちで見られるのではないだろうか。
「マグニフィセント・セブン」×「コール・オブ・ヒーローズ」の2本だ。
「マグニフィセント・セブン」はアントワーン・フークア監督、アメリカ製作の映画だ。アメリカでの公開は昨年、日本では今年の始め頃に公開された。
正しく言えば「『七人の侍』のリメイクである『荒野の七人』を原案にしている」映画である。
役者はデンゼル・ワシントンを筆頭にクリス・プラット、イーサン・ホーク、イ・ビョンホン等名だたる役者を揃えている。
ある町が鉱山を狙う悪人に支配され、教会を燃やされる。元からの住民が悪人から町を取り戻すため、七人の流れ者を集める。
敵の持つ強大な武器に彼らはどう立ち向かうのか。クライマックスである終盤の銃撃戦は見物である。
「コール・オブ・ヒーローズ」はベニー・チャン監督、中国・香港合作の映画で日本ではやはり今年の2月頃に公開された。
香港映画好きにはお馴染みのラウチンワン、ルイス・クーに若手のエディ・ポン。なかなか良い役者陣である。
1910年代の中国。
軍閥の支配に怯える村を守るため、自警団と流れ者が協力する。
アクション監督をサモハンキンポーが務めている。
特に夜の橋の上でのアクションシーンはビジュアル的にも印象的で面白い。
どちらの映画も味方側に少なからずの犠牲は出てしまう。
戦いを描く以上避けては通れない事だ。
それでも物語のベースにあるのは勧善懲悪であるという点は全くぶれない。
更に言えば辛いシーンも多いながら子供達の犠牲が少なかった点は評価に値すると思っている。真の正義の味方とは弱い者を気遣える者だと思うから。
正義の味方とアクションを存分に楽しみたい。そんな気持ちに応えてくれる2本ではないだろうか。
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