第12話 ノープラン
何も考えずにいるとやはり内容は浮かばない。ある程度「今回はこういうのを書こう」というものがある。
今回はノープランである。ノープランの状態をここに書く時期はいずれ訪れるとは思っていたが、思ったより早かった。
「話題がないこと」を話題にし出すくらいに話題がなくなる、ようなものである。
毎日書くというだけが目的なので、このノープランライティングはまた登場すると思う。そして同じようなことを書くんだろうか。次ノープランなときが来たら、ノープランであることを書くわけにはいかない。ノープランであることの次の段階を用意しないといけない。
つまり、「ノープランだったからこんなぐだぐだなことになりました」というものだ。
今回は「ノープランであることをただノープランと書く」というだけの形である。
次回のノープランのときは、わけのわからん展開を見せて、収集が付かなくなる系のものになるのではないか。
ノープランは良くない。
「ご計画は計画的に」である。いや、これは日本語としておかしい。「感情は感情的に」みたいな、意味がないというより、意味が不明。
「無計画な計画」は可能ではある。結果として「計画になっていない」といっても「計画になっていない計画」は現実に可能である。それを計画と結果的に呼べなくても、少なくとも計画を作っている間は計画であったはずだ。計画になるはずだったのだ。
「頭の中にある間は傑作」という言葉がある。
傑作が思い浮かんだと思って書いてみるとぜんぜん駄作だった、ということは多々ある。
逆に「これは無計画な計画やな」と思った計画も実際に実行してみると計画として成立していたりすることもあるはずだ。確率は低いだろうが。
きちんとした計画を立てたほうがそりゃあちゃんと実行できる計画にはなる。
しかし計画がきちんとしていなくてもうまくいく可能性があるなら、計画が立てられない状況ならやるだけやる意味はあるだろう。
今回がそうだ。内容にあまり意味はない。
ノープランに書いていても、読み手がなんとなくここから教訓めいたものを読み取ることが可能ではある。
文章は割と前後のつながりが無茶苦茶でも、読み手がなんとか読解しようとしてくれるものである。だから、このノープランな文章からでも教訓を読み取れてしまう人がいるのである。ありがたいことである。
苔の
ロバの尻尾にストローハット。
少年誌の乳首。
さて、こうやって無責任に文を三つ並べた。
好きなようにテーマや教訓を読み取っていただきたい。
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