マルチの笑いもの編
第2話。狂気に取りつかれた男。
Swedenが雑魚なのは知っていた、それは皆も承知のことだ。
SWEDENバルト帝国の再現など”不可能である”それが常識だった。
俺はマルチ開始前に工作をした、Swedenが開始早々ロシアやポーランドや、イギリスに食われないためだ。
何とか工作に成功してSwedenは1444年スタートから1544までの余命100年を獲得した。
俺は狂気に取りつかれていた、開始早々に死なないなら相手をビビらせることも可能
だったからだ
「ロシアさん、100年後にSwedenと
予約戦争という前代未聞の挑発をし、俺はロシアの利権領土のサンクトペテルブルグも奪ってやった。
当然ロシアプレーヤーはキレた、ここにSwedenはロシアに殺されることが確定したのであった。
だが俺にはSwedenバルト帝国を再現したいという”ロマン”と”狂気”に取りつかれていた。
この歴史ゲームは相手の領土を奪って国を強くする。というのが”常識”だった。
だがSwedenに拡張先などどこにもなかった。
ロシア、ポーランドに挟まれて、開始早々すでに拡張競争で負けてしまったからだ。
だから永延と効率の悪い内政の土地開発ばかりをやっていた。
ダラスコーゲンという銅山をひたすらに開発した。
世界で一番豊かな都市はパリと、コンスタンティノープルであるのだが
パリ35、コンスタンティノープル38。
という数値の中、Swedenの田舎銅山の土地は49というバカげた数値になっていたのだ。
周りもその異変に気付いて笑い始めた。
「大都会ダラスコーゲンw」
「土地開発とかポイントの無駄」
俺は信じた、Swedenという国の本当の実力をただひたすらに信じた。
120年間内政だけをやっていた、殺されなくて良かったと思った。
だがこのまま何もしないとただ食われて死ぬだけなのは解っていた、俺は賭けに出ることにした。
自分の実力の3倍強い国家。ポーランド=リトアニア連合に戦争を仕掛けて土地を奪ってやろうという賭けに。
次回終わりなき、大北方戦争編
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