ヲタク、早速無双をしてみるらしいです
前回のあらすじー
オタクがS○Oをパクリやがった
地面に突き立てた黒い剣を斜に構える。
剣道なんて知らねぇ!
○の剣士のSS《ストラ○クショット》(色々違う)なんてゲームとアニメの動きをただ知っているにすぎないのだ!
…こうしてみると結構雑魚いんじゃないか説を提唱
「何だテメェ!」
賊の一人が大声で問う
「オレはオタク、ビー○ーだ」
格好つけてオタクが答える
「こんな訳わかんねぇ奴をぶっ潰せ!」
賊の頭らしき人物が大声で指示をする
「オォォ!」
同調する様に賊達が声を張り上げオタクに向かって襲い掛かる
オタクは左手を掲げていた
「本来は『十秒稼いでくれ!』的発言の後にやるべきでありますが今回は仕方ないでありますね」
水色の透き通った美しい剣が顕れる
オタクはその剣を装備し二刀流になる
そして飛び上がり敵のど真ん中に着地
無駄に派手な登場をしているのでヘイトは十分
賊は一斉に賊の中央にいるオタクに向かった
二刀流SS《ストラ○クショット》(だから違うって)Dサー○ュラー
二刀流による自身を中心に円を描くような剣線が残る
文字通りの一網打尽
そしてオタクと賊の頭との一騎討ちになった
「何だと…!?」
流石に驚きを隠せない賊の頭は
「テメェ何しやがった!」
こう訊くことしか出来なかった
「見たとおりだ、一騎討ちだぜ?かかってこいよ」
うん完全に声真似てるよ
「舐めやがってェ!!」
キレちゃってるよ!落ち着いて!ハゲるよ!
「──
「!?」
ガキィ!!
突如、賊の頭が耳馴れぬ言葉を発し超加速をしナイフを突きつけた
ふいをつかれたオタクは黒の剣○に元から備わっていた反射スピードのおかげで防ぐことに成功する
「なっ…何が…」
オタクが驚くのも無理はない
「フハハ!これは強化魔法と言ってなあ!今のは脚に魔法をかけて吹っ飛んできたのさ!」
なるほどコイツはアホだ
普通手の内を晒すか?草生えるんですけど
「ほうほう」
オタクはこの世界に魔法が存在することを知る
有益な情報だ
でもお遊びはもうおしまい
「喰らえっ!!ス○バ!!」
一番質の悪い省略の仕方だよ!!
オタクが放ったス○ーバーストストリームは賊の頭に見事に直撃した
「俺が二本目の剣を抜いたとき立っていられる者はいない!」
決め台詞までパクってるよ!!!
その後の処理はキャラバンの人に頼んだオタクは荷台で休んでいた
──
「見事だ!」
「有り難う!君のおかげで荷物と命が助かった!」
「お前、強かったんだな!見直したぜ」
──
とさまざまな称賛をうけたオタクはいい気分だった
そりゃ回りから嘘偽りなしの称賛をうけると誰だってそうなる
もう時間は日没を過ぎていて夜空が見える
綺麗な星空だった
少なくとも現代では殆ど見ることが出来ないような絶景が広がっていた。
かの世界に未練が無いかと問われればあると答えるだろう
何故かって?
それがし、我が生涯に一片の悔い無しとか言う名言って嘘だと思うんでありますよ
完璧なんて無いであります
妥協してんのに悔い無しとか笑わせんなって
おい!名言を貶すな!心に留める迄にしておけ!頼むから!私が危ないから!!
…話を戻そう
未練が残っているがそれでもこの世界で能力者になって無双しこんな夜空を見ることが出来た
そんな自分を幸運だと思い
転生して良かったのかもしれないと思い始める
そんなことを考えているオタクに
「隣、よろしいですか?」
アリスがやって来た
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